私たちのこと
オンラインショップを始めたきっかけ
こんにちは。美濃焼SHOPヤマホ店長の鈴木千恵子です。
私たちの会社「安藤進晤商店」は美濃焼を扱って90年、
大量生産の品には出せない味のある商品をたくさん用意しています。
メインは卸売ですが、東京ドームテーブルウエアフェスティバル(多治見ブース)や、名古屋やきものワールドには十数年出展、多治見陶器まつりには
数十年も出店を続けており、遠方から来てくださる馴染みのお客様もみえます。
直接お話できる機会なので毎年楽しみにしていましたが、
今回の新型コロナウイルス感染症の影響で、イベントは中止……。
さらに、外出自粛となる中で、オンラインショップの便利さも体感しました。
私も、ネットで本や布マスクの材料、食料品などを購入しましたよ。
いつでも、どこでも物を買うことが出来る、便利な世の中になったものです。
そこで、私たち夫婦もオンラインショップをやってみよう!と決意したのです。
オンラインなら、私たちが知っている美濃焼の魅力を日本中の人に伝えられますからね。
ガンバル自分があればいつまでも青春!
心ときめく器をたくさん紹介します。
美濃焼と私たちの歩み
安藤進晤商店は、先代の鈴木(安藤)嘉津正が1930年代に創業しました。
兄であり知山陶苑の2代目、安藤知山とともに、二人三脚で、
美濃の焼き物を全国に売り込んでいました。戦時中、一時中断した時期もあったそうですが。
有名デパートに知山陶苑のコーナーがあるくらい、
人気があったみたいです。
二代目である正夫も、昭和49年に多治見に戻って、家業を継ぎました。
私、千恵子は嫁いでから美濃焼と関わり合いましたが、まあ奥が深い。
美濃焼の歴史も、技法も知らないことばかり……
この年になっても、まだ道半ばです。
美濃焼は、「安かろう、悪かろう」なんて言われることもありますが、
それは美濃焼の良さが伝わっていないのだと思います。
憂いてないで、商人が頑張らなきゃいかんよね。
うつわの好みはさまざまで、若い方でも、渋いうつわを好まれる人もたくさんみえます。絞り込めないところが商売の難しさであり、また面白さでもあるんでしょうね。
美濃焼は、作られた時代や陶芸作家によって表情が違うので、本当に面白いですよ。
屋号『ヤマホ』の由来
新型コロナウイルスでも引き合いに出されるスペイン風邪。
先代嘉津正、その兄安藤知山の父はそのスペイン風邪で若くして亡くなりました。
その名前がホコタロウ(鉾太郎)で、屋号のヤマホはそこから名付けたそうです。
美濃焼SHOPヤマホを始めたことで、100年前の先祖のことを思い出し、考える機会となりました。
料理が楽しくなる
器選びを
最近は、コロナ禍でお家にいる時間が多く、
料理をする時間が増え、うつわにも目を向ける方が多くなったと聞きます。
昔は、自宅で人をもてなす時のために、いろいろな食器を何十客と揃えることが普通でしたけど、収納スペースも限りがありますから、多くの食器を持つのではなく、「気に入ったものを大切に使う」という方が多いと思います。
それに現代の食卓には和・洋・中さまざまな料理も並びますから、
お皿と料理の組み合わせも楽しめますね。
例えば、湯呑や小鉢をデザート入れとして使うこともできます。
和風の食器に洋風の料理を盛り付けても良いですし、
自由に楽しんでもらえればと思います。
せっかくの「お家時間」ですので、生活に潤いを与えてくれる、
いいうつわと食事で毎日の生活を楽しんでください。
私たちも、料理が楽しくなるうつわを、たくさん紹介していきます!
新型コロナウイルスが収まったら多治見にもぜひ遊びに来てくださいね。
都会でもなく、田舎でもなく、ゆっくり過ぎる時間が心地良いところです。
(私、千恵子は東京出身で結婚を機に多治見に来ましたが、すっかり多治見人になりました)
美濃焼のお店ももちろんたくさんあるので、ぜひ見にいらして、直接お気に入りを選んでみてください。
観光
虎渓山永保寺
池の水面に浮かぶ太鼓橋や観音堂の景色は日本一!
開山堂と観音堂は国宝に指定されています。
多治見修道院
カトリック真言修道会の修道院です。修道院で収穫したブドウから「多治見修道院ワイン」が作られます。秋にはワインフェスタが開催されますよ。
グルメ
多治見はウナギが美味しいですよ。
窯を焚く作業は重労働だったので、窯焼きさんは栄養補給のためにたくさんウナギを食べていたそうです。
美味しいケーキ屋さんやパン屋さんが多いです。
料理屋さんもたくさんあって、名古屋の友人も、ランチのために多治見に来ることもあるんですって。